製造業の仕事というとCAD/CAMのオペレーター、マシニングのエンジニア、最終仕上げ工程・検査員など、それぞれのポジションに分かれている印象があるかと思います。
この工程業務管理の良さは、一つの業務の精度を極めるプロフェッショナルが育てられることだと思いますが、私たちの考えるプロフェッショナルはそれとは少し異なります。
英産業の求めるプロフェッショナルは「どこへ行っても即戦力になれる」そんな人材です。
マシニングエンジニアとして精度の高い仕事をこなせる人は、確かに凄いですし尊敬できる「職人」です。
でも、何か大きなトラブルに見舞われた時、もしくは難易度の高い製品を作らなくてはならなくなった時はマシニングの知識だけでは太刀打ちできないこともあります。
そんな時に、CAD/CAMの知識を持っていて設計の段階からアプローチの方法を考えたり、マシニングでここまでやって、他の工程で例えば旋盤を使う。仕上げ工程で綺麗にできるはず。
5軸マシニングセンターがあるかと思えば、奥の工場には電子パネルなんて存在しない年季の入った無骨なマシン。
最新の機械は、今までの常識を覆すような発想・品質・スピードをもらたらしてくれますが、手仕事だった頃の機械や技術もなくてはならないと考えています。
自動では出来ないような、繊細で複雑な仕事も少なからず存在するし、技術を試される仕事でもある。
昔のMCやNCの技術や知識があるからこそ、思いつくアイデアもあります。
私たちの会社はそんな「温故知新」が育める職場であることも魅力の一つだと考えています。